IT導入補助金でネットショップ(EC)制作

ここでは、主に初めてEC構築を検討されている、または小規模ECを運用中の方のために、IT導入補助金2023の中でも補助率3/4のデジタル化機敏導入枠(デジタル化基盤導入類型)を活用しながら自己負担金を抑えながらネットショップ(EC)を構築またはリニューアルする流れについてご説明します。本記事で説明するITツールは「ECソフトウェア」単体機能です。

【最新】2024年度の概要が発表になりました。
2024年度からの類型の変更点など、支援事業者宛に送られてきている内容について投稿します。

【最新】 第17次締切が追加になりました
2024年1月29日締切の第17次まで締切追加が発表されました。最終回近くなると、採択の確率も残予算との絡みが出てくることが考えられます。
現在弊社で登録している類型は、次年度は変更となります。詳しくは記事で。

以下の内容は、2023年後期事務局対応の内容となります。ご確認ください。

IT導入補助金について

IT導入補助金は「中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化DX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金(2023年後期事務局より) 」です。

大まかな特徴としては

  • 生産性向上、効率化などITを導入することによる業務改善が主な目的 (販路開拓や事業転換などではない)
  • IT支援事業者(提供業者)とひと組になって画面上から申請・報告等を管理 (ツールと支援事業者は先に決める)
  • 申請には商工会議所・商工会、金融機関や支援機関の事前協議不要
  • さらに、画面から項目入力するだけなので、書類を別途作成する必要もなし
  • 導入するツールは事前に支援事業者側が登録したもののみ(汎用性の高いパッケージが多め)
  • 類型によって下限なし~450万まで補助金額や補助率が異なる (詳細下記)
  • 審査や手続きの対応が比較的はやい (完了報告後1か月~1ヶ月半程度で入金 / 事務局によって異なる可能性あり)

などがあげられます。

ご注意ください

IT導入補助金は、下記必要書類を用意できない場合は申請できません。
法人の場合 : 履歴事項全部証明書(3ヶ月以内)・法人税の納税証明書
個人の場合 : 所得税の納税証明書確定申告書
つまり、会計を一度締めたことがあるかどうか = 創業したての事業の場合は難しい とされています。

他の補助金と何が違う?

すべてを比較した内容ではありませんが、国からの支援の中でこれまで取り扱ってきた、小規模事業者持続化補助金・事業再構築補助金などとの違いをあげてみます。

  • あらかじめ登録されている決まったITツールを導入する = 用途は限られている
    → 事業者ごとにカスタマイズできる範囲はツールとしてパッケージされている範囲によります。汎用性が高いものが多く「吊るしのスーツ」を選ぶと称されます。反して、自分のオリジナルにこだわり「オーダーメイドスーツ」がご所望の場合は、ものづくり補助金も確認してみると良いと思います。
  • 販路開拓や新事業展開を目的とするものではない
    →広報費や広告費は含まれません。業務改善のためのITツール導入、という一貫性があります。
  • 事業計画書の作成や支援機関への事前確認は不要
    → 画面から自由入力する欄は少なく、事業内容も255字と制限があります。ワードやパワーポイントなどで申請書作成をする必要はありません。
  • 締切回数が多め。追加もあり
    各類型によって異なりますが、例年3月末あたりからはじまって他の補助金より比較的締切回数が多く、追加も出ます。電子申請なので不採択だった場合の再チャレンジにもすぐ対応できます。
  • 制作や納品を誰にでも依頼できるわけではない
    → IT導入補助金ならではの仕組みで、事前登録を済ませた支援業者から提供されるツールのみ対象となります。例えばEC(オンラインショップ)を開設するとしても、どこに依頼してもいいというものではありません。

デジタル化基盤導入類型と補助金額 (※この類型は今期限りとなります)

2023年後期事務局では「通常枠(A・B類型)」「セキュリティ対策推進枠」「商流一括インボイス対応類型」そして弊社でツール登録をしている「デジタル化基盤導入類型」と4つの枠で受付を行っています。(複数社連携IT導入類型を除く)
コトバトウェブでは、この中で「デジタル化基盤導入類型」用のツールを作成・登録し、小規模なECサイト構築の単体機能にしぼって対応しています。

デジタル化基盤導入類型とは

デジタル化基盤導入類型はインボイス開始に適応または将来的な導入を見越して、会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトの導入費用に加え、それらを機能させるハードウェアの導入費用を支援します。(2023年後期事務局ページより)

一般枠などと比べて、申請・報告の手間も少なく、採択率が高いこともこの類型の特徴です。弊社ツール利用者の方は現在100%の採択率となっています。

私たちのツールはECソフトの単体導入のみです

ECの構築を実店舗とのカード決済導入や、会計や取引先との受発注システムとあわせてお考えの場合は、他社ツールでまとめて申請する方が適しているかもしれませんが、「ネットショップをはじめたい!」「ECの機能をもっと活用して効率化したい!」といったネットショップ(EC)を主軸としたご要望の場合は、1つの機能を持ったソフトウェアを使用することが経費総額や自己負担額をおさえることができます。

さらに、デジタル化基盤導入類型の締め切り延長にともなって、WordPressなどで作成した既存サイトへの機能追加に特化した「小規模事業者のためのEC機能追加プラン」を追加ツールとして登録申請中です。

ご注意ください

すでにオンライン上にお店をお持ちのお客様は、カートシステムを変えずに表向きのデザインリニューアルを希望される場合は、IT導入補助金の対象外となります。ホームページは持っている、という方でそこにカートシステムを追加する場合は、その追加分の費用のみが対象となります。
つまり、見た目やデザインを変えるというよりは、売上・顧客・在庫など何らか管理業務の改善のため、新しいECソフトの導入が必要だという切り口が必要です。

実際の費用負担は?

デジタル化基盤導入類型で弊社登録ツールについて、補助金額を最大まで活用しようとするとこんな金額イメージになります。

補助額の上限50万円
補助率3/4
使用できる経費と補助額66万円(税抜) 補助額はこの金額の3/4 (49.5万円)
支払総額72.6万円 (税込 / 事業完了時にお支払いいただく総額です)
最終的な自己負担額72.6万円 – 49.5万(補助額) = 23.1万円

手続きとお金の流れをたどると以下のようなフローとなります。

使用ツール・支援事業者を決定

自社に納品したいツールを選び、支援事業者から申請画面の招待を受けます。

交付申請

「申請マイページ」を開設後、必要事項を入力して締切までに提出します。
デジタル化基盤導入類型の締切は2023年9月現在第12次締切(11/13)まで発表されていますが、それ以降も追加になる場合があります。(前年度は2023年2月まで追加されました) 各類型によっても異なりますので、スケジュールは必ず事前確認してください。
必要な準備が済んでいて、支援事業者側でもすぐに対応可能であれば、申請手続き自体は即日~数日で可能です。

交付決定

交付決定日に、申請マイページ上のステータスが更新されます。
交付決定を受けた後は、納品や金銭のやりとりが可能になります。(交付決定前の請求入金は認められません)

実績報告

定められた事業実施期間内(半年程度)にネットショップ(EC)を構築して公開し、請求入金を済ませた後に実績報告を行います。
上記の例だと、この段階で72.6万のお支払いを済ませていただく形となります。(分割も可)
補助事業者から支援事業者への振込の証憑(控えなど)が必要となりますのでご注意ください。

審査→入金

実績報告終了後、審査で問題なければ1ヶ月~1ヶ月半程度で指定の口座に補助金が入金されます。
上記例の場合、50万が入金されるのがこのタイミングとなります。

ご注意ください

補助金はどれについても言えることですが、採択された案件に対して融資や給付が行われるわけではなく、先に自社で費用の立替を行う必要があります。はじめてご利用になる方は特に「使う方が先」を覚えておいてください。

小規模事業者に最適。ECソフト単体導入パック

コトバトウェブ合同会社名義で登録済のITツールは現状下記の2種です。自社のネットショップ(EC)を作りたい → 受注管理や顧客管理、店頭などでの決済利用などについてまでは、システム導入を考えていない、という方におすすめです。

小規模事業者のためのShopify導入パック(DL04-0081175)
小規模事業者のためのWixショップ導入パック(DL04-0081140)

Shopify サービス案内

Wix サービス案内

ともに、ShopifyあるいはWixというクラウド上のサービスおよびストアカートの仕組みを利用して作成する、自社独自のお店を構築するプランです(ドメインも独自で設定できます)。楽天などの各種モールや出品サービスを利用するものとは異なりますのでご注意ください。

※弊社は制作実績によって認定されたShopify Experts及びWixクリエイターです。

中規模以上のECは対象外とさせていただいております

弊社登録のITツール「小規模事業者のための〇〇導入パック」は、その名の通り自分たちのお店(ネットショップ)を構築しようとしている中小規模の事業者様・サイトを対象としています。他のソフトを入れ込まずEC単体に絞ることで補助率をあげ(2/3→3/4)、自己負担を抑えてスタートして頂くことを目的としたパッケージです。
そのため、サイト規模や全体の商品数によっては本ツールのご利用をお断りする場合もごさいます。何卒ご了承ください。

ツールに含まれる主な内容は、以下の通りです。

基本プラン

開発環境

すでにサイト公開中の方にもパートナーの開発環境を使い、表に出ないテスト環境で内容を共有しながら進められるように用意します。
(Shopifyの場合はそのまま所有者を移すことができます)

ドメイン・メールアドレスの取得と管理

新規取得の場合も移管、サブドメインの設定も承ります。店舗アドレス以外に複数のメールアドレスを使用したい場合や現在運用中のアドレスをそのまま使用したい場合は移管作業も行います。

デザインテーマ(既存)設定とアプリ導入

デザインテーマ(テンプレート)を選定し、必要な機能を持ったアプリを導入します。(アプリの月額料金などは別途)
実現したい見せ方や参考にしているサイトがある場合は選定の段階でご相談ください。
テーマは基本的に公式に配布または販売されているものを利用し、必要な設定とカスタマイズを行います。
※外部エンジニアとの協議が必要なカスタマイズ範囲となった場合は別途ご相談

▼使用テーマ例(Shopifyのケース)
昨日やレイアウトの希望にあわせて候補を選定の上、テスト環境で貴社素材を入れて確認していただきます。

Dawn (無料)

Sense (無料)

Prestige (有料)

Canopy (有料)

初期商品登録

すでに販売できる状態の商品(品番・画像・テキスト・価格・配送などの情報が決まっている)は、50点程度を目安に初期登録を代行します。
開店後は基本的に自主管理をお願いしておりますが、運用代行が必要な場合は別途ご相談ください。

決済・配送などのバックヤード登録

お店が開店し、お客様が買い物可能になる段階まで、必要な決済機能との連携や設定、送料や配送設定を代行します。

お請けすることができないECサイト例

以下のようなご要望の場合や商品数の多い大規模サイトにつきましては、本プランでは承ることができません。予めご了承ください。

  • カートや商品登録はそのまま活かしたデザインリニューアル(補助金対象外です)
  • liquidなどプログラム言語で表示や動作に本格的なカスタマイズが必要なもの
  • 独自アプリや埋め込みプログラム開発
  • すでに複数店舗で運用実績があるECの連携設計や倉庫連携

組み合わせオプション例

弊社パッケージでは基本料金に加え必要な機能やサポートを組み合わせながら追加することで、各社のご事情やご要望にあった内容の提供を行います。さらに全体のコスト削減をご希望の場合は、自社で対応できる内容を確認し、作業を分け合うことでディスカウントも行っています。詳しくはご相談ください。

自社対応された作業例

  • 商品以外のサイトコンテンツ(会社概要やラインナップ紹介など)のテキスト作成
  • 商品素材がない場合の追加撮影やテキスト作成
  • アプリ導入(自社で行う場合)
  • GoogleやMeta(Facebook /Instagram)などのアカウント連携や埋め込み

まだ間に合う!2023年IT導入補助金申請スケジュール

IT導入補助金2023のスケジュールは事務局ホームページで公開されています。弊社が使用しているデジタル化基盤導入枠(デジタル基盤導入類型)は、上でも触れましたが、2022年度も年明けまで延長締切が設定されています。今年度もも現在公開されている内容が最終とは限りませんので、準備や作業のタイミングにあわせて確認してみてください。

2023年後期事務局の今後の予定 (2023年10月末現在)

締切までに補助事業者側が事業者の情報や資料などを添付し、支援事業者側が使用ツールと金額について入力します。
後期事務局の管理画面では、支援事業者側で補助事業者側が添付した書類の内容などを確認することはできないので、資料についてはあらかじめ画面外で支援事業者や専門家に相談しておくと安心です。

※以下は、デジタル化基盤導入枠(デジタル基盤導入類型)についての情報です。その他の類型で検討中の方に当てはまらない場合もございます。必ず交付申請の手引きをご確認ください。

補助事業者の申請作業
  1. gBizIDを取得。申請マイページへの招待を支援事業者からもらう
  2. SECURITY ACTIONみらデジ経営チェック を済ませ、必要書類を準備。(法人 : 履歴事項全部証明書・法人税の納税証明書 個人事業 : 運転免許証または運転経歴証明書または住民票、所得税の納税証明書、確定申告書)
  3. 申請マイページに必要事項を入力
  4. 一旦画面が支援事業者側に渡るので、使用ツールについて記入依頼
  5. もう一度画面が戻ったら、内容を確認しスマホでSMS認証を済ませて提出。

5までを締切日の17時までに済ませる必要があります。IT導入補助金については、申請をすべてオンラインの画面上から行うため、利用者が多く負荷がかかる締切間際はシステムトラブルが発生する恐れもあることと、提出後明らかにわかる不備(添付する書類が足りないなど)についてはすぐに差し戻しがあり修正可能なので、時間に余裕を持って申請することをおすすめします。

この中で時間がかかるものは1.のgBizID取得で、2週間程度見ておいた方が安全です。何か他の補助金や給付金などですでに取得して使用したことがある方は、新しくとる必要はありません。弊社の小規模事業者用のEC導入パックは、使用ツールは1種類なので支援事業者側での入力は、即日~翌営業日には対応可能です。書類の手配やデジタル化(画像またはPDF)、支援事業者との画面のやりとりなども頭にいれて、準備を進めることをおすすめします。

第9次締切
10/2(月) 17:00

交付決定予定 11/6(月)

第10次締切
10/16(月) 17:00

交付決定予定 11/20(月)

第11次締切
10/30(月) 17:00

交付決定予定 12/4(月)

第12次締切
11/13(月) 17:00

交付決定予定 12/18(月)

第13次締切
11/27(月) 17:00

交付決定予定 1/9(火)

第14次締切
12/11(月) 17:00

交付決定予定 1/22(月)

第15次締切
12/25(月) 17:00

交付決定予定 1/29(月)

第16次締切
1/15(月) 17:00

交付決定予定 2/19(月)

第17次締切 (2023年後期事務局 最終)
1/29(月) 17:00

交付決定予定 3/4(月)

自分たちのやりたいことは補助金に適用範囲でいけそうだろうか、スケジュールは大丈夫だろうか、申請手続が不安など、IT導入補助金でのネットショップ構築については、専用お問合せフォームと無料相談の枠をご用意しております。お問合せいただいた後に確認以上の営業や勧誘行為などは行いませんので、まずどんなものか知りたい、といった知識レベルからでも結構です。